依存症の人に聞くと、「自分は負けず嫌い」という人が多い。
「負けず嫌い」の良いところと悪いところ
負けず嫌いというのは、何かの原動力になる。
猛勉強をしてみたり、筋トレをしてみたり、貯金をしてみたり、若作りをしてみたり。
スポーツなどは、負けず嫌いの方が結果が出やすいだろう。
でも、裏を返せば、負けてしまったら自分には価値がないと思っている。
つまり、勝たなければいけないという状況だ。
プライドが高いということだ。
また、自分がそこそこのレベルにいて、少し努力をすることで他人に勝てる・自慢できるといった”傲慢さ”も持ち合わせているともいえる。
他人を馬鹿にする心理と背景にある信念
こうやって、「勝たなければいけない」という風に自分を突き動かしてきた人は、やがて自分よりも下の人を馬鹿にするようになる。
他人を馬鹿にするというのは苦しい考え方だ。
一見すると、他人を馬鹿にして優越感に浸るのは快感に近いのではないかと思うかもしれない。しかし、全くそんなことはない。むしろ逆である。苦しい。
なぜ、苦しいかというと、自分よりも上の人がいることを許容できないからだ。「自分の立場が上でなければいけない」という信念が、生きにくさとなってしまう。
人を馬鹿にしているということは、「自分も誰かから馬鹿にされているんじゃないか」という信念も作り出してしまう。つまり、他人が敵になってしまうわけだ。
負けても平気
健全な努力とは、自分の成長に焦点が当たっていて、他人との比較ではないだろう。
他人との比較しない考え方が、「負けても平気」だ。
勝たなくても、自信が失われることがないというのは、とても生きやすい。
「あの人はこんなに足が速いんだ」
「あの人はこんなに年収が高いんだ」
「あの人はかっこいいな」
「あの人は○○でいいな」
こんな風に考えるときに、自分が負けていて辛いと思ってしまったり、「俺の方が○○は上だ」と張り合ってしまうのか、それとも相手をリスペクトできるのか。
そこで、生きやすさが決まってくるといっても言い過ぎではないはずだ。
あなたは負けず嫌いだろうか?負けても平気だろうか?
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