こんな意見がありました。
①性暴力はするほうが悪いということ。
②好きな服を着て出かけることと、性犯罪は関係がないこと。
という2つの意見に私は注目したいと思います。
①の「性暴力はするほうが悪い」ということは、何も言うことがありません。その通りだと思います。
一方で、②の性犯罪と女性の服装の関係性については、「関係ある」と私は愚考します。
性犯罪の責任と原因
性犯罪の「責任」は性犯罪者にあります。
犯罪の責任は、性犯罪者がとらなくてはなりません。罪を償う必要があるのは、犯罪者です。
しかし、性犯罪の「原因」はすべて性犯罪者にあるのでしょうか。
原因=犯罪者
と考えてよいのでしょうか?
私は、そのような単純な図式ではないと考えます。
もう少し、複合的な要因だと考えます。
性犯罪を構成するもの(原因)は何かと考えていくと、
性犯罪者の側には、
- 相手の苦痛を共感できない自己中心的な考え方
- 警察に逮捕されてもよいという開き直り
- 警察には逮捕されないだろうという楽観視
- 依存症としてのドーパミンに翻弄されているという側面
などがあると思います。
状況としては、
- 犯罪としてばれにくい、逮捕されるリスクが低い(周囲に人がいない、痴漢する対象がおとなしそうなどでしょうか)
- 自分の嗜癖に合致した対象(制服やミニスカート、胸元の開いた服などが多いでしょうか)
なので、性犯罪が不幸にも発生してしまう場合を考えると、いろいろな要素(原因)があると考えます。
ひとつ、読者の皆さんに勘違いしてほしくないのが、「依存症は病気なんだから仕方がない」と私が考えているわけではないということです。側面の一つとして、依存症によってコントロール障害をきたしているという事情はありますが、それによって性犯罪者に責任がないということにはなりません。
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