<例外者>とは、フロイトが指摘している。
「人間が誰でも、自分は『例外』だと思い込みたがること、そして他人と違う特権を認められたがるものであることには疑問の余地がない」。
こうした理由は、子どもの頃に味わった苦悩と結びついていることが多いそうだ。
「自分は十分に苦しんできた」と思っている。
だから、不公正感を抱いたり、賠償を取り立ててみたり、自分が<例外者>であることを要求する権利があると主張することが多い。
なんだかんだ、色々な問題を抱えている人の特徴として多いのは、不遇な家庭環境などの、幼少期の満たされなかった経験だろう。
私も、思春期の頃に父親をなくして苦労した経験があるが、その苦労というのは努力するきっかけにもなったし、「例外者」のような勘違いだったり卑屈さのようなものを作り出してしまったのではないかと感じている。
自分がどういう原因で今の自分になってしまったのか考えることは、これからの人生を考えていく上で大切なことだと思う。
自分は何を満たしたいのか、何を恐れているのか。
そういうことを考えながら、幸せに向かって行きたい。
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