問題行動の原因は性欲ではない(勃起も射精もしない)
問題行動の原因を考えるときに、「性欲ではない」というのは界隈では有名な話です。
斎藤章佳氏の著書「男が痴漢になる理由」では、痴漢の行為中に必ず勃起しているのは全体の約3割だといいます。7割の方は必ずしも勃起していないのです。
勃起というのは性的な反応の中で最も鋭敏に当人の性的興奮を反映します。つまり、痴漢の目的が性欲であるならば、100%の加害者が勃起していなくてはなりません。
しかし、実際には7割もの方が勃起していません。痴漢の目的は勃起や射精ではないのです。痴漢の目的は性欲ではないということになります。
盗撮も同じで、盗撮している最中に勃起している人は少なく、自分が撮った映像を見ながらマスターベーションする人もそれほど多くないと聞きます。
射精はおろか、勃起もしないのが多くの性犯罪の特徴なのです。
性犯罪のキッカケは性的な興味に間違いありません。女性に触れてみたいとか、女性の下着を盗み見たいというのは、性的な興味以外のなにものでもありません。
しかし、問題行動を徐々に繰り返していくうちに、性的な欲求を満たす目的ではなくなってきます。
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