自分が依存症であることをカミングアウトするべきかどうか

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「言ってしまう」べきか

言ってしまうべきかどうかであるが、

  • 自分が得をするのか
  • 相手が得をするのか

という視点で冷静に考えたほうがいい。

まず、自分の損得で考えてみよう。まずは、カミングアウトを行うことで、上に挙げたような心理的な利点があるだろう。一方で、仕事関係や人間関係が崩れてしまうリスクも負う。伝えることで相手が離れてしまわないか慎重に検討すべきだ。相手が離れてしまうなど自分にとって不利益となる見込みが少しでもあるのであれば、カミングアウトはしないほうが賢明だ。

次に、相手の立場に立ってみよう。カミングアウトをして嬉しい気持ちを抱いてくれる場合もあると思う。「自分のことを信頼して話してくれたんだな」というような信頼関係に関するものだ。

だが、カミングアウトは相手にとって良い側面ばかりではない。「自分は性犯罪者です」と言われたら普通驚くと思う。犯罪者は排斥したいと思うのが人情ではないだろうか。その他にも、相手はさまざまな配慮をしなければいけなくなる。職場であれば、飲み会や懇親会の席で男女問題のトラブルは起きないかどうか心配をかけることになる。つまり、カミングアウトは相手の平穏を奪ってしまう可能性があるのだ。

後戻りできないので慎重に

カミングアウトは性質上、言ってしまえば元に戻すことはできない。診療に判断するべきである。

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