精神科で、
「おいしいものを食べるとその時は嬉しいけれども、
基準が上がってしまって普通の食べものがおいしくなくなる」
という話を聞きました。
私のコーヒーがその状況です。
私はコーヒーが好きなのですが、
ロースター(焙煎所)から豆を買っています。
だいたい、豆2kgで1万円です。(まとめ買い割引があるので、相場からすれば安い方です)
豆200gで1000円です。
豆1gで15ml抽出できるので、
豆15gで1杯分のコーヒー(225mL)が出来上がります。
計算すると、1杯225mL=豆15g=75円となります。
これが、喫茶店で出てくるものと同じかそれ以上に美味しいのです。
「75円でこの美味しさか」
となってしまいました。
100円のコンビニコーヒーが「高くてそこまで美味しくはない」
となってしまいました。
これでは、コーヒーライフがかなり困難になります。
こんな感じで、
「良いものを希求する本能」と「基準が上がってしまう」という特性を組み合わせると
人間は不幸になります。
間違いありません。
以前もお話ししましたが、限界を知るということがとても大切になってくると思います。
現実的な視点を持ちたいものです。
最近では、コーヒーにおいてお金、味、手間、全てを手に入れることはできないと考えています。自分で淹れるコーヒーは味もよく安いですが、手間がかかります。市販のものは手間がかからないですが、味はいまいちで高いです。喫茶店は特別なエンターテイメントだとおもって割り切っています。
それでは今日はこの辺で。
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