行動経済学で話題の「ナッジ」を依存症治療に活かすには

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依存症治療に「ナッジ」を応用する

これまでご紹介してきた小便器のハエ、がん検診のチラシ、吸い殻入れ、マッチングアプリなどはナッジの成功例です。見事に対象者の選択を誘導しています。

このナッジを、自分に使うことができれば、自分の行動を自分で誘導することができます

そもそも、自分の行動をコントロールできないのが依存症です。

このナッジをうまく取り入れることができれば、大いに治療にいい影響があるでしょう。

実は、私は、数か月このナッジについて考えてきました。

ずっと、いいアイデアが思い浮かびませんでした。

スタンプカードみたいな感じで、日記をつけて、問題行動しなかったら〇をつけるというのもナッジかと思いましたが、何となくしっくりきませんでした。

しかし、最近では、「そういえば、これがナッジなのかもしれないな」というのが思い浮かびました。

それは、ミーティングやブログで「欲望や渇望に負けそうになったのに勝てたときの自分を披露したい」というものです。

これは、まさしく今の私の状態です。

そして、この心境は、簡単に言えば”かっこつけ”です。

つまり、かっこつけたくなる状況に身を置くことが、依存症治療におけるナッジなのではないかということです。

そして、問題行動をしたいという欲求に直面したときに、「これは、話のタネになるな」と捉える。

日常生活を、武勇伝を溜める行為と捉える。

そうすることで、問題行動の危機がなんとなく楽しめるというか、次に生かせるなという感覚になります。

実は、依存症者でも、経験を積んでくると、他の依存症者のサポーターになることがあります。私も誰かの相談に乗ることがありますし、12ステップをやっているひとも、先輩・後輩の関係があるようです。

実は、この先輩になるという行為が、依存症治療のキーなのではないかと思っています。

先輩面するために、頑張るという側面があると思うのです。

あくまで、私の考えですが、何かの参考になれば幸いです。

まとめ

今日は、ナッジを紹介しました。

是非、いいナッジが見つかったら下の欄にコメントをください。

長い記事にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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