性犯罪者は社会から排除されるべき、極刑にすべき、去勢すべき、GPSをつけるべきという議論があります。
その背景にある認知は、性犯罪者は性格・人格が破綻している邪悪な人だから、排除すべきと言うものではないでしょうか?
今日は、「その認知は違うんです、誰もがかかってしまう病気なんです」といった話ではありません。
実は、その「性犯罪者は人格が破綻している」という認知は性犯罪者である私たち自身も抱いているんです。
私から見ても、性犯罪者はひどいと思うし、昨今のニュースで性犯罪があると、その人物を排除した方がいいのではないかと思ってしまうことがあります。
また、自分自身も、性依存症という病気だから仕方ないという風に見ているのではなくて、どこかで「人間のクズ」「裏の顔がある」などと思っています。
性犯罪に対する認知「性犯罪者は人格が破綻している」というものは、社会全体のみならず、性依存の当事者も抱いている認知なのです。
だから、性犯罪者は全体的に自信がない印象です。
自分のしている行いが「人格に問題があるからなんだ」と捉えることで自信をなくして、ますます問題行動に耽溺していくという悪循環があると感じています。
今後は、性犯罪は病気、とくに行動嗜癖という病気だということを、社会全体のみならず、当事者・当事者家族にも啓蒙していく必要があると思っています。
このブログが、その一助となれば幸いです。
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