回復とは何を指すのか。
これについては、個々人で異なるだろう。
「本当にやりたいことができる」
のが回復だと思うが、その「本当にやりたいこと」が個々人で異なる。
これ、実は私も答えを出せないでいる。
自分の本当にやりたいことが分からない。
良くある話で、
- 自分の葬式で、参列者に自分はどういう人間だったと言ってもらいたいか
- 自分の墓石にメッセージを書くとしたら何と書くか
というのが、自分の本当にやりたいことを考えるヒントになるらしい。
作家の村上春樹さんは、こう書いて欲しいと語っている。
「少なくとも、最後まで歩かなかった」
なかなか、考えさせられる。
ここで、”ベストセラー作家”と書かないのか。
確かに、自分の墓石に書くとしたら、地位とか名声、財産を書かない気がする。
私が書くとしても、「良き父親だった」「最後まで依存症と戦った」「誠実な夫だった」などといった文章になるように思う。
成し遂げた功績よりも、生きる(生きた)上での姿勢を書きたくなる。
考えてみて、なんとなくわかってきた。
何かを手に入れるのに固執する人生ではなくて、どう生きていくかを丁寧に考えながら歩む人生にしたほうがいいんだ。
近いうちに「本当にやりたいこと」を見定めたい。
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