急性トリガーもパターン化されてくる
依存症の治療が長いと、ある程度まじめに取り組んでいる人は急性トリガーに触れた経験、急性トリガーに対処した経験が蓄積されてきます。
「この急性トリガーにはこれが効くんだよな」といった感じです。
これこそがまさに認知行動療法の正の強化にあたります。
つまり、できごとである急性トリガーに触れたけれども、行動としては「問題行動をしない」という反復練習を繰り返せば、急性トリガーに対する自動思考が「この急性トリガーにはこれが効くんだよな」という思考となるのです。
まとめ
今回の内容をまとめると以下のようになります。
- 急性トリガーは、アクシデント的に出現してしまった刺激のことを指します。
- 理性が働かない状態に自分がなってしまうという前提で、しっかりと準備することが大切です。
- 対処法は自分で相性の良いものを見つけ出す必要がある。
- 急性トリガーへの対処を繰り返していくと、正の強化が起こり、「この急性トリガーにはこれが効くんだよな」という思考に至ることができます。
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