怒りについて① 怒りは二次感情

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二次感情の目的を考える

分かりにくい部分かもしれないので、もう少し詳しく解説します。

先ほどの場合の怒りの目的を考えてみるといいでしょう。

もしも怒るとしたら、何に怒っているのでしょうか?

コーヒーの染みでしょうか?不注意のウエイトレスでしょうか?

怒った結果、何を手に入れたいのでしょうか?

染み抜きをしたいのでしょうか?時間を巻き戻したいのでしょうか?

怒るとしたら、「俺をなめるな」「クリーニング代を出せ」「責任をとれ」といった感情なわけです

ズボンがコーヒーによって汚れたことに対して怒っているわけではないのです。

(ズボンが汚れてしまったことに対しては「悲しみ」「驚き」「不快」といった感情は一次感情として出てくると思いますが、「怒り」は出てこないということです)

つまり、威厳を保つ・弁償の強要・復讐といった思惑があるのです。

そして、怒りのもとになった感情は、舐められた・被害をうけた・やり返したいといった一次感情なのです

一次感情が生じてしまうのは仕方のないことですが、二次感情として怒りを爆発させてしまうのは考え物ですね。誰も得をしませんし、むしろ事態を悪くしてしまうこともあるでしょう。

穏便に、「話せば伝わる」と思いながら冷静に対処したいものです。