『自省録』を読んで①

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自省録は特殊な本です。

書かれたのは、2000年前、書いたのはマルクス・アウレリウスという皇帝、書いたというより自分に向けて書き留めたノートです。

戦争のさなかにテントでロウソクの明かりの下で、あるいは宮廷の自室で書き留めていたといわれています。

そんな個人的なノートが現代に残り、今も多くの人の目に触れているのは、内容がいまでも受け入れられるからです。

肝心の内容ですが、ストーリーではありません。

前後の脈絡もなく、唐突に、自分を戒めるような厳しいメッセージが刻まれています。

「もっともよい復讐の方法は自分まで同じような行為をしないことだ」

などといった感じです。

唐突に、深い深いお言葉が現れてくるといった感じの本です。

そして、自省録はとても読みにくい本です。

使われている言葉も、現代の言葉とはいいがたく、それでいて、古文・古典とも異なります。

独特の用語も多いです。

自省録に記されている考え方を私なりにかみ砕き、ここで紹介したいと思います。

なお、今回のブログでは、下記書籍を参考にしています。

是非、自省録を読む機会があれば、この副読本(もしくはこのブログ)をヒントにしてみてください。

読みやすくなると思います。