『自省録』を読んで①

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ストア哲学

アウレリウスが傾倒していたのは、古代ギリシアのストア哲学です。

(ストア哲学はstoicの語源となったそうです)

ストア哲学の最大の特徴は、「実践の哲学」であるということです。

つまり、「善い人(幸福な人)」について議論をするのではなく、善い人に実際になるということを重視しています。

人と議論をしたり、本にしたり、考え方をまとめるだけではなくて、生きながら実践していこうというのがストア哲学なのです。

では、何を実践するか?

ストア哲学が掲げているスローガンが「自然に一致して生きる」です。ここでいう自然は、森林とか天気とかそういうオーガニックな(?)ナチュラルな(?)感じではなく、宇宙の秩序を示す法則(理性、ロゴス)を意味します。宇宙、自然は神とも言い換えられるそうです。

ちょっとわかりにくいので、まとめると、下のようになります。

スローガン:実践の哲学, 自然に一致して生きる

自然≒宇宙≒理性≒ロゴス≒神