報酬系回路とドーパミン

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薬物療法

依存症の直接の治療薬は現在ありませんが、理論的にはドーパミン受容体を増やす(減っていた分を戻す)薬が治療薬なのでしょう。しかし、間違ってドーパミン受容体が増えすぎてしまったら不具合(副作用)があるはずで、開発は難しそうです。

私はセロトニンドパミンアクテビティモジュレイターというカテゴリーの薬を内服しています。セロトニンとドパミンを積極的に調節するというような意味です。

薬の作用は、ドーパミンのふりをしてドーパミン受容体に結合し、本来のドーパミンがくっついたよりも弱く作用します。(本来のドーパミンがくっついたら100%作用するところ、私の薬は5−10%作用するらしいです)

ドーパミン受容体に蓋をするような薬を使えば、もっとドーパミンが欲しくなるから悪影響です。依存対象に向かってしまいます。

ドーパミン受容体にくっついてドーパミンのように作用してしまえば、その薬が快感になるので処方薬に依存してしまいます。

ドーパミン受容体にくっついてドーパミンよりも弱く作用するなら、普段はちょっと快感なので、依存行為が不要になります。そして、ドーパミン受容体がすでに薬でふさがているから、依存行為を行っても快感を感じにくいです。

実際、渇望は間違いなく減ります。

個人的な副作用としては、性欲は減りませんが、性活動(セックスやマスターベーション)をしたいという意欲が減ってしまいます。

最近気付いたが、「性欲」と「性活動を行いたい意欲」は別物であるということです。

マスターベーションの回数も激減しましたが、マスターベーションできないわけではありません。インターネットでAVをみても興奮はしますが、見たいと思わなくなってきています。

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