報酬系回路とドーパミン

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依存症を考えるときに、心の働きや感情を軸に心理学的に考えるか、ドーパミンなどの神経伝達物質を軸に脳科学的に考えるかで、話が変わってきます。

今回は脳科学的な視点で議論するときに避けては通れない報酬系回路とドーパミンについて書いていきたいと思います。

報酬系回路

人間の脳内には「報酬系回路」という回路が存在しています。

回路というのは、簡単に言うと前の神経と後ろの神経が「神経伝達物質」という物質をキャッチボールしている神経の繋がりのことです。(前後の神経は実際にはつながっていなくて、少し隙間が空いています。その隙間をシナプスといいます。シナプス間隙に神経伝達物質が存在しています。)

その報酬系回路は、本能行動である食事やセックスを促し、個体や種の保存を担います。

仕事を達成したときに快感に感じるもの、報酬系回路が関係しています。

この報酬系回路が快楽追求の目的で使われると嗜癖や依存を形成してしまいます。

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