「法を犯した、借金がある、じつはアルコール依存になっている。」
そういう悩みは、大好きな人や大切な人には相談しない(できない)ことが一般的です。
- 相談できない。
- 相談したくない。
- 知られたくない。
なぜなら、それは相手が大好きな人や大切な人であったら、その関係を壊したくないからです。
自分のすごさを見せつけている相手には、弱い自分は見せられませんし、
普段大切な人との関係においてあなたが「いい子」を演じていたら(自分の良い面を強調していたら)、自分の邪悪な部分は相手に見せられません。
「自分の弱みを見せても、関係が壊れないだろう」という楽観視ができる人はほとんどいないと思います。
そして、過去に悩みを打ち明けることで事態が好転したという成功体験がないからです。
トラブルを抱えている人は、人とのつながりが乏しいともいわれており、大体の方が「相談して事態が好転した」という成功体験を持っていません。
以上の理由から、 悩みは大好きな人や大切な人には相談しない(できない)ことが一般的なのです。
なので、例えばあなたが性犯罪者の妻で、「旦那は性犯罪に関連したことを何も相談してくれなかった。何か悩んでいたりストレスがあったら教えてくれたらよかったのに。私って信頼されていなかったのかしら。」と思い悩んでいるとしたら、それは間違いです。
相手は、あなたのことを信頼していなかったのではなく、あなたとの関係を壊したくなかったのです。
そして、相談することの大切さを知らなかったのです。
ただそれだけです。
ここで得られる教訓としては、
私に相談してくれなかった、という悲しみは無意味というか、間違っています。
相談できない相手というのが誰にでもいるものです。
話は変わりますが、当事者としては、自分一人で抱えてしまうと、事態が悪化します。
しかし、大切な人にはなかなか相談できないので、
”第三者”に悩みを聞いてもらうことがとても大切になってきます。
精神科やカウンセリングを利用するのがいいと思います。
今日は、悩みと相談について書いてみました。当事者との関係で悩んでいるサポーターの方に向けて書いた感があります。
何かの参考になれば幸いです。
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