性犯罪の対策なんかしたくない
このtweetの本音は、
「性犯罪はするほうが悪いのだから、女性が注意するのはおかしい」
というものだと思います。
その御意見はもっともだと思います。
一方で、あらゆる犯罪は対策することができるのも事実です。
「夜道は一人で帰らない」「家の鍵はしっかりかけましょう」などがその代表でしょうか。
犯罪者が悪いんだから、「犯罪者のせいで、自分の生活を制限されたくない」と考える人もいれば、
「犯罪者はいるのだから、防犯をする」という人もいるということです。
性犯罪への嫌悪感
女性ならだれもが、性犯罪への嫌悪感は強いと思います。
その嫌悪感が、今回のtweetの根底にはあると思うのです。
(もちろん、その嫌悪感は当然のものです)
しかし、下のような文章をみるとどうでしょうか。
- たぬきに農作物を食べられたくないので柵をしています
- たぬきが悪いんだから、農家がお金をかけて柵を準備するのはおかしい
あきらかに、前者のほうが普通だと思います。
それは、たぬきに対しては「諦めている」「悪意を感じない」のではないでしょうか。
一方で、下のような文章になるとどうでしょうか。
- 盗撮されたくないからスカートをはきません
- 盗撮するほうが悪いんだから、女性がスカートを諦めるのはおかしい
今回は、後者のほうが一般的な気がします。
それは、盗撮する人は「悪意がある」というのが主な理由だと思います。
また、スカートをはかない、という制限が、かなり無理のある条件(厳しい条件)というのもあるでしょう。
というか、そもそも、「なんで女性だけが、性犯罪におびえなければならないの?」という不平等感があると思います。私も女性の立場に立つと、同じようなことを考えます。
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