現実的な答えは
まず、犯罪というものが、どういうものかを考えると、それは違法な行為であり、本来であればデメリット(逮捕リスク)があるものです。
しかし、犯罪者は実行してしまう(しまった)。
それは、どういう状況なのかというと、強いメリットに目がくらんだということです。
一概には言えませんが、結構依存症の要素が絡んでいることも多いです。
窃盗、放火、殺人、性犯罪などがその代表です。
(もちろん、怨恨など、依存症でないものもあります)
依存症的なものでも、そうでないものでも、一つ言えることが、条件がそろってしまうと、犯罪は発生するということです。
主たる2つの状況を挙げると、
- 「逮捕されない」という状況
- 「犯罪者に対するメリット」がある状況
です。
ですので、防犯意識としては、
- 「逮捕される」ということを知らしめる
- 「犯罪者に対するメリット」をなくす
というのが基本になるでしょうか。
性犯罪に遭いたくないけど、性犯罪者のためにわざわざ自分が対策するのは嫌だ、という考えの人も多いかと思います。
しかし、そうはいっても、自分ができる範囲での対策をするというのが、現実的な選択肢なのかな、と思います。
スカートをはかない、というのが苦でない場合は、実際に盗撮対策には有効だと思います。
一方で、盗撮対策でスマホを持っている男性に近づかないというのは、ちょっと難しいですよね。
エスカレーターで後ろを気にするというのは、有効だとは思いますが、その行為が「簡単」なのか「煩雑」なのか「なんだかムカつく」なのかは人次第だと感じます。
痴漢対策に、置換対策ブザーやアプリもありますが、それを導入するのが「簡単」なのか「めんどくさい」なのか「なんだかムカつく」なのかも人次第だと考えます。
つまり、自分が嫌にならない範囲で、防犯意識を持つというのが現実的な選択だと思います。
もちろん、不平等です。女性が弱者なのか、というご意見もあると思います。
性犯罪者が悪い、それもごもっともです。
性犯罪者が注意しろ、それもごもっともです。
しかし、性犯罪者が、逮捕されるリスクを負ってでも、性の問題行動を起こしてしまうというのも、現実です。強い力(渇望)がコントロール障害を招いているというのも事実です。
性犯罪者に責任も原因もありますが、犯罪を構成する要素はほかにもあるので、防犯対策ができるというのも事実です。
嫌悪感、不公平感があるとは思いますが、できる範囲で、犯罪の芽をつぶしていくのが、安全の第一歩であるという認識も悪くはないのではないでしょうか。
そんなことを、冒頭のTweetをきっかけに考えました。
性犯罪者である私がこんなことを書くのもおこがましいかと思います。女性の方から顰蹙を買ってしまう話題だったかもしれません。ご容赦いただけるとありがたいです。
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