叱責せずにありのままを伝える
当人からしたら、問題行動を起こした後も妻・彼女がいてくれるのは本当にありがたいことです。
しかし、狭い人間関係のなかで、妻・彼女から叱責された場合は相当にこたえるため、むしゃくしゃして依存の対象に向かってしまうことも多いです。叱責しすぎないことが重要です。
といっても、人間だから時々怒りたくなる時もあると思います。
不貞行為をされて怒らないなんて聖人君子のようなことができる人間なんていません。
そんな時は、個人的には”ネガティブな感情を洗いざらい表出してくれるとありがたい”です。
家族は色々な感情が渦巻いているのだと推察します。
- 私が性欲を解消させてあげられなかったから問題行動を起こしたのかもしれない(原因としての私)
- ショックを受けた、辛い、いまでも当時のことを思い出して悲しくなる(被害者としての私)
- 私も浮気してやりたいと思うことがある(復讐したい私)
- 性的な問題行動を起こした夫が許せない、人生を台無しにされた(怒りを抱く私)
- 夫は精神科医、心理士、同じ病気を持つ仲間に囲まれているけれど、私は一人ぼっち(孤独な私)
- 性依存は病気だから責任がない、そう考えるのは楽だけど違和感を感じる(納得できない私)
- 当事者は前に進んでいる感じがするけど、私の時計は止まったまま(置いていかれる私)
- 性的な問題行動を起こした当事者が不潔だと思う(嫌悪感を抱く私)
- 当事者が信じられない、もう嘘をつかれたくない(信頼できない私)
- パートナーとして、応援したいし理解してあげたい(サポーターとしての私)
- 本当は素直に全力で応援してあげたいのにそれができないもどかしさ(自分を責めてしまう私)
- 実は愛されていなかったのではないか(崩れ落ちる信頼関係)
- 愛とは何なのか(愛がわからなくなる)
私が様々な文献を読んで推察したご家族の感情を列挙しましたが、他にもたくさんあることと思います。
感情的になって相手を叱責するのではなく、その気持ちをありのままに本人に伝えてほしいです。
共有したいと自分は思います。
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