”フラッシュバック”について彼女と話し合った

スポンサーリンク

フラッシュバックと向き合う

フラッシュバックが避けられないものだとして、どうしたらいいのか。

向き合うのだ。フラッシュバックが起きたとしても、それを抑圧するのではなく、パートナーと共有したほうがいい。掘り返すことなく、忘れ去ってしまおうと対応する人もいるかもしれない。しかし、逃げてばかりいては解決にならないのだ。

パートナーにしっかりと伝えよう。「自分は本当にくどいな」とか、「何回も掘り返して悪いな」と思うかもしれないが、しっかりと伝えて共有したほうがいい。議論する必要はない。具体的にどういう記憶を思い出したのか、どういう気分だったか、ありのままを共有すればいいだけだ。それで心は楽になる。

フラッシュバックした時に、それを無視するのではなく、誰かと共有することは、ある意味でエクスポージャー療法である。蓋をするのではなく、問題を直視するのだ。

伝えられた性依存症者はどう対応すればいいのか。しっかりと話を聴いて、受容し、共感的な態度で接すればよろしい。問題というのは、話しながら整理されて解決していくことが多い。ただ話して、相手は相槌を打っているだけで問題は整理されていく(と彼女は申しておりました)。これはある意味で認知処理療法に近いかもしれないし、家庭内でグループ療法をしているとも言える。

性依存症者が「何回も言わないでくれ!!」とか、「もう聞き飽きた」とか、反発的な態度となってしまったら、それは性依存症者が成熟していないのだろう。まだ傾聴できる段階ではないのだ。性依存症者がパートナーのことを理解したいと思っていないし、「態度」というものがどれだけ重要なことか理解できていない。

コメント