「浮気された苦しみ」とどう向き合うか

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罠3:復讐・処罰感情・怒り

「自分も浮気をしてやろう」と考える人は多いです。目には目を歯には歯をというわけです。

他にも、パートナーに対して怒る人もいるでしょう。普通に話をして伝えるのではなく、怒りを表出するというのはいったいどういうことなのでしょうか。

目的論を説くアドラー心理学では、復讐・処罰感情・怒り目的を達成するための手段とされています。

では、復讐・処罰感情・怒りにはどういう目的があるのでしょうか?

これは人によって色々な目的があります。

復讐・処罰感情・怒りの目的
  • 浮気をされる辛さをパートナーにも味わってほしい。
  • パートナーを怒らせたい、イライラさせたい。
  • 自暴自棄的に浮気をすることで、人間関係を破滅させたい。
  • パートナーとうまくいっていない現実から逃避したい。
  • 怒ることによって、相対的にパートナーよりも立場を上に持っていきたい。
  • ヒステリックに怒ることで、自分はこんなにも傷ついているんだというのをパートナーに知らしめたい。
  • パートナーと仲良くするのが嫌、ケンカがしたい。

このように、復讐・処罰感情・怒りには必ず目的が存在します。その目的をしっかりと見つめて、自分の感情と向き合って欲しいと思います。

そして、ここからが私の言いたいことなのですが、復讐・処罰感情・怒りの目的というのはロクなものではないということです。何ももたらしてくれません。

最終的にパートナーが自責の念から自殺したら満足でしょうか?パートナーが泣きながら去っていったら満足でしょうか?パートナーを怒らせたら満足でしょうか?決してそんなことはないはずです(本当にパートナーに死んで欲しいとか目の前から消えて欲しいと思っているのであれば、別れればいいのです)。心の中を怒りの炎が駆け巡ると、残るのは焼け野原だけなのです。

人間関係の再構築をはかるのであれば、復讐・処罰感情・怒りというのは捨てるべきだと私は思います。復讐・処罰感情・怒りが一時的に生じてしまうのは仕方のないことだと思います。しかし、一歩立ち止まって検討した上で、その感情は捨てた方がいいと思うのです。

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