罠4:両価性感情(アンビバレント)
罠3では復讐・処罰感情・怒りというのは何も生まないというお話をしました。
そうはいってもどうしても、復讐・処罰感情・怒りが生まれてしまうのが人間というものです。
ここで、罠4:両価性感情(アンビバレント)が登場します。
両価性感情(アンビバレント)とは、互いに相反する感情を同時に抱くことをいいます。こうなってしまうと、葛藤を抱えることになってしまいます。
当たり前の話ですが、関係を修復したいと思っている人を憎んでいたら辛いです。
文字にして書いてみると簡単ですが、実際は非常に陥りやすい罠なのです。どうしても、復讐・処罰感情・怒りという感情がぬぐい切れず、両価性感情(アンビバレント)の罠にはまってしまうケースは多いでしょう。
まず、大事なのが、両価性感情(アンビバレント)の罠で辛くなるのは自分だという認識を持つことです。復讐・処罰感情・怒りといった感情をパートナーに抱いたとしても、実際に困るのはパートナーではなく自分なのです。自分の感情で自分が辛くなるのはバカバカしくないでしょうか?どうせなら楽な考え方をした方が良いと思うのです。
「パートナーを憎む気持ちも最初はあったけれど、憎まない方が自分が楽になるので、憎むのはやめました」という状態になると心も穏やかで楽になると思います。
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