単眼思考と複眼思考
自分の人生が困ってしまうような認知があるときは、それを矯正しようとするのではなく、複眼的な視点を持つのがよいのだと思います。
- 前科があるから最悪だ。
- 大切なものを壊してしまったから最悪だ。
- あいさつをしたのに返ってこなかった。嫌われているんだ。
- あの人が憎い。許せない。
怒りだとか、ネガティブシンキングとかいろいろと人生が困ってしまうような考え方の時は、ほかの視点から現在の状況をとらえてみると、考え方が楽になるかもしれません。
しかし、視点変えるのは大変です。
時間も労力も要します。
労力を要すると書きましたが、たぶん、かなりの労力だと思います。
憎んでいる相手の立場に立つのはとても難しいと思います。どうしても「相手が悪い」となってしまうでしょう。
「普通に考えて、誰がどう見ても今の状況は最悪」と決めつけてしまう時もあるでしょう。
「普通に考えて」「誰がどうみても」とか言っているうちは単眼思考なのです。(普通って何?誰って誰?という疑問が大切です)
それらの単眼思考を捨て、ステレオタイプな思考から脱するのが、認知行動療法の目標なのかもしれません。
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