「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」レビュー

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ジャック・ラカンの思想

マズローの法則では、人間の欲求が階層となって出てきます。

下位の欲求から順に、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求(所属と愛の欲求)、承認欲求、自己実現の欲求となります。

簡単に言えば、食べたい、家に住みたい、孤独は嫌、集団で上に見られたい、自分の夢をかなえたいといった感じです。

さて、昨今は食事も家もありますし、学校や会社もありますから、もっぱら承認欲求と自己実現の欲求の時代と言ってもいいと思います。

その中でも、今回は承認欲求の話をしていきたいと思います。

SNSでは、承認欲求が刹那的に満たされますが、その「いいね」の数もすぐに忘れ去られてしまいます。承認欲求が満たされているようで満たされないから、またSNSで投稿をすることになってしまいます。

一方で、後世に残るような芸術作品をつくりたいという承認欲求は、満たされると満足感があり、刹那的ではありません。

この違いを、ジャック・ラカンが「小文字の他者」「大文字の他者」と表現しています。

  • 「小文字の他者」:現実に実在する個人
  • 「大文字の他者」象徴的な他者であり、「神様」。自分の中に内面化した他者。

マズローも承認欲求は高位と低位に分けられ、前者は自分が自分を承認できるか(他者依存的な評価軸から脱し自分で立てた基準や目標)、後者は「誰かに褒められたい」といった欲求としています。

他人(小文字の他者)からちやほやされたい、という欲求は低位の承認欲求で、それは当然抱いてもいいのですが、評価は他者が決めるものですから他人の期待に応えるような人生になってしまいます。

「大文字の他者」を意識した人生にしていき、ゆくゆくは自己実現の欲求を満たせるようにしていきたいものです。

その前に私は再就職をして、社会的な欲求を満たすことから始めなければいけませんが…

書評
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