相手の悪いところが目につきやすい
もう一つの罠が、相手の悪いところが目につきやすいという点です。
相手のできているところ、素晴らしいところは目につかなかったり、当然と思ったりして、相手の悪いところを説教してしまいがちです。ものすごいやりがちな罠です。
悪いところを説教しても意味ないんですよね。
相手の悪いところを指摘すると、相手は「よし、その通りだ。これから頑張るぞ」と意気揚々とはなりません。むしろ逆で、「なにクソ」などと反発心が芽生えたり、「どうせ俺なんて」と意気消沈してしまいます。
逆に相手のできているところを褒めると意外にも効果があるんです。「毎日欠かさず部活に参加できていて偉いね」「守備がしっかりできている」「野球道具の手入れがしっかりしていていいね」「いつも気持ち良い挨拶をしてくれるよね」などです。そうすると、プラスのエネルギーに満ち溢れてきて、ヒットを打つための秘訣を色々な人に聞き始めたり、いい方向に向かうことも多いと思います。
「相手の悪いところが見つかったら、できているところを褒める」
これをやるだけでもうまくいくことが多いと思いますよ。