嘘・裏切り・辻褄合わせ・取り繕いは性依存症の症状

家族が楽になるためには

ご家族は、次のどれかの考え方になることが多いと思います。

1と3は精神的に安定していると思いますが、２は本当につらいと思います。

すべての方が3になるべきだとは思いません。1になってもいいと思います。

すくなくとも、２にとどまるのはとてもしんどいと思います。

１に行くためには、「相手は不誠実だった」という考えを固めていき、相手の良かったところなどは忘れてしまうことです。

１の人生で注意点は、相手への怒りと上手く折り合いをつけることだと思います。

ずっと、「許せない人」がいる人生はつらいと思います。

３に行くためには、色々な葛藤があると思いますが、最終的には「相手の行動は病気の症状だった」と折り合いをつけたり割り切ったりしなければならないでしょう。

勝手に決めるなとお叱りを受けてしまいそうですが、

事実、許せない人と関係を築くことは不可能だと思います。

折り合いをつけたり割り切ったりできるか、つまり許せるかという問題はとてもデリケートなものです。

ただ、当事者から、申し上げるとすれば、

あなたに嘘をついたり、辻褄合わせるということは、あなたとの関係は壊したくないという意思表示だと思うのです。

非常に身勝手なことではありますが、当事者からすれば、問題行動が露呈しても、なんとか被害を最小限に食い止めたい。

だから、嘘・裏切り・辻褄合わせ・取り繕いをする。

当事者にとっての被害とはなんなのか。

それは、あなたとの人間関係が壊れてしまうことだと思うのです。

つまり、嘘・裏切り・辻褄合わせ・取り繕いはあなたとの関係を壊したくないという意図で発せられたものだと思うのです。

もちろん、すべてのケースに私の机上の空論が当てはまるかわかりませんし、こんな私の言葉一つで、当事者を許し、今までの行動すべてが依存症の症状だったと割り切れる人はいないと思います。当事者の身勝手な言い分にほかならないと思います。しかし、ほんの少しでも、お役に立てればと思い書かせていただきました。