依存症者が陥る「否認」を9つの例と共に解説 正体は心理的な防衛機能

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⑦「相手のスキが見えたので、そこを突きました」

スポーツ選手のインタビューで、「相手のスキが見えたので、そこを突きました」と言っていたとしましょう。

もちろん、本人はそう思い込んでいて、その解釈は本人にとっては真実です。

しかし、スポーツの瞬間的な判断は、往々にして無意識のうちに行われており、そのときに選手は判断・解釈していないことが多いです。

つまり、真実は「無我夢中でやった結果、成功した」というものです。

しかし、それでは、本人の中で辻褄が合いません。しっくりこないのです。そのため、「相手のスキが見えたので、そこを突きました」という因果関係のしっかりした文章を作り出してしまったのです。

⑧(スポーツの試合の前に)「体の不調を感じる」

選手が試合前に体の不調を訴えてきました。

もちろん、本人はそう思い込んでいて、その解釈は本人にとっては真実です。

しかし、実際は体の不調がないことも多いです。

真実は、「負けたときの言い訳にしたい」という心理であったり、「勝利する自信がない」というものだったりすることも多いのです。

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