「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」を読んだのでレビューを書いていきます。
本当にいつもありがとうございます。感謝しております。
さて、この本、「自分を他人と比べて落ち込んでしまう」などといった陥りがちな悩みを25個掲載しており、それぞれに解答がついています。いわゆるQ&Aの形式です。
面白いのが、著者が答えを書くという体裁ではなく、哲学者の考え方を引用しているところです。「アリストテレスはこう言ってる」というような感じです。
なので、色々な哲学者の考え方をかいつまんで紹介する本というのがこの本の本質だろうと思います。
最近ですと、「嫌われる勇気」のヒットでアドラーが人気です。個人的には、哲学というのは昨今のブームだと思っています。便利で満ち足りた現代において、本質的に物事を考えることが必要だとみんな気付き始めているように思うのです。そんな、哲学ブームの導入書として、本書は最適なのではないかと思います。
今回は、依存症の治療に取り組んでいる身として、活用できそうな以下の5つの思想をまとめていきたいと思います。
- ブッダの思想
- ジャック・ラカンの思想
- ジョン・ステュアート・ミルの思想
- カントの思想
- 親鸞の思想
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